コンピュータウイルスとは何か?
コンピュータウイルスとは何か?
先日、パソコン教室の生徒さんからコンピュータウイルスとは何か?との質問がありました。
コンピュータウイルスとは、ただのプログラムで通常のプログラムと同じです。
ただ、それが悪意をもって作られたかどうかという違いを持っているだけです。
悪意を持ったプログラムを「ウイルス」と呼び、通常のプログラムが作成の段階で想定できなかった不具合は「バグ」といいます。
コンピュータウイルスと言われるのは、感染すると、パソコンによくない症状が起きる場合が多いため、人間が病気になった時と同様「ウイルスに感染」などと、比喩的にそう言います。
さらに、「ウイルス対策ソフト」、いわゆるワクチンソフトというものがありますが、これも、言い換えると、悪質なプログラムが実行されようとした時に、「オマエ、ウイルスだろ!動く前に止めてやる!」という感じで実行を阻止しています。
つまり、あなたのパソコンの「門番」みたいなものです。
あなたのパソコンに、外部からのデータを取り込む際にその入ってくるデータが「安全」か、「危険」かをその対策ソフトが独自に持っているブラックリスト(ウイルスデータベース)を参照して、判断します。
そこで、ブラックリストに引っかかるプログラムが入り込もうとした時に、「ブラックリストに載っているウイルスが、あなたのパソコンに入り込もうとしたので、ブロックしました」というようなメッセージを出すわけです。
また、ウイルス対策ソフトは「日々、アップデートをしないと意味がない」と、よく言われますが、このアップデートは主に「ブラックリスト」を更新しているわけです。
昨日までのブラックリストのままだと、今日見つかった悪いウイルスを見つけることはできません。
なぜならば、今日発見されたウイルスは、昨日までのブラックリストには載っていないからです。
だから、「日々、アップデートをしないと意味がない」ということになります。
もしアップデートを半年もしていない。という人がいた場合は、その人が使っているウイルス対策プログラムは、半年前までに発見されたウイルスは発見することはできても、その後、半年間に発生したウイルスについては、まったくお手上げということになります。
インターネットの普及にともないウィルスも多く発生しています。
あなたのパソコンを守るためにもウィルス対策ソフトの導入と、日々のアップデートが欠かせません。